商談会レポート

展示・商談会 開催状況

2010年12月3日(金)、仙台の江陽グランドホテル4階にて展示・商談会を開催しました。
9:00から開会式では、東北農政局 藤村生産経営流通部長のあいさつに続き、参加バイヤー紹介の紹介及び海外バイヤーからの現地レポートを実施いたしました。


国内からは、センコン物流株式会社(宮城)、カメイ株式会社(宮城)、ファーストインターナショナル株式会社(青森)、ふる里商會(福島)、新潟トレーディング(新潟)の5社が参加し、それぞれの紹介を行いました。

11.jpg藤村部長あいさつ

海外からは、4カ国のバイヤーが参加し、参加バイヤーからは、それぞれ現在の日本食品の取扱い状況、
今後の展開などについて紹介いただきました。

12.jpg国内バイヤー紹介

タイからは、同国最大級のショッピングモールである
ザ・モール・グループから副社長のルッカナ・ナビロジェ氏ほか、食品仕入担当のナバマス・ブンナグ氏らを招へいしました。
ルッカナ副社長から、「現在、タイでも日本食品への関心が高く、来年から保有店舗で継続展開を予定しているジャパンフェアで日本の素晴らしい食文化とともに安全で安心な「日本の食」を紹介していきたい。」
との紹介をいただきました。

13.jpgタイ ルッカナ氏

韓国からは、ロッテホテル日本料理店「桃山」料理長 李 春根氏ほか、韓国における同店の輸入代理店 (株)ナノバリュー 李 代表らを招へいしました。


李料理長から、「現在、韓国では空前の日本食ブーム。おかげさまで、当店でも満席が続いている。また、居酒屋をはじめとする大衆店も出店ラッシュが続いている。
今回、招へい事業で商談会前に日本の生産地を実際に訪れる機会をいただいた。現場で生産者・職人のこだわりを深く知ることが出来た。優れたものには、やはりそれなりの理由と手間と知恵が関わりを持っていることを改めて認識した。この経験を韓国での和食の普及のため広報していきたい。
日本と韓国の食材は似ているものも多いので、今回は、東北でしか手に入れることができない食品を発見し食材として活用できることを期待する。」
との紹介をいただきました。

14.jpg韓国 李氏

台湾のからは、同国内ホテルグループであるランディスグループの仕入担当マネージャー 
楊 祟光氏を招へいしました。


楊マネージャーから、「台湾においても多くの日本食品が輸入されている。日本料理店の数も増えてきているが、日本料理と言えば、真っ先に高級というイメージが先行する。グレードの高いホテルには必ず日本食レストランが完備されている。我々のグループでも日本食部門には当然力を入れており、東北の食材を求めて行きたい。」
との紹介をいただきました。

15.jpg台湾 楊氏

香港からは、同国の旅行業者で、日本向け観光客をターゲットとしたジャパンショップを展開するパッケージツアーズ社の同ショップ担当マネージャーのエン・シンメイ氏を招へいしました。

シンメイ氏からは、「香港から日本へは多くの観光客を送り出しているが、東北の皆様の協力を得て、香港にて日本の観光情報紹介と日本の物産を販売紹介するアンテナショップの開設を予定している。ショップにおいては、旅行出発前後にお客様にお土産を販売することとしており、東北の物産品・特産品の品揃えを一層増やす必要がある。今後も、よりよい東北の物産を広めていきたい。」との紹介をいただきました。

16.jpg香港 シンメイ氏

■レポート終了後には、会場を移し、展示・商談会をスタートさせました。
商談は、あらかじめ商社バイヤーの希望品目と参加者の希望及び
産品情報シートをもとに、事前マッチングを行い1回30分のシフトを
組み実施しました。
29企業・団体から参加いただき、延べ117回の商談を実施しました。
会場内には試食・展示コーナーも設けました。


17.jpg

18.jpg試食・展示の様子1

19.jpg試食・展示の様子2

相談コーナー

また、会場内には、輸出に関する相談コーナーを設置しました。
日本通運(株)、ジェトロ仙台、東北農政局の担当者が、参加された皆様の輸出の実務、制度や支援制度等について相談対応を行い、国際輸送に関する相談、契約上のトラブルや代金回収、農産物の輸出制度等、多くの相談が寄せられました。

21.jpg相談会

午前9時の開会式から、午後6時過ぎの終了までの長時間の商談会となりましたが、バイヤー・参加者とも疲れの色も見せず、
熱心な商談が行われた一日となりました。